Dear, Antoine de Saint-Exupéry

Aug 6, 2017

 

「Dear, Antoine de Saint-Exupéry」

 

小さな王子をあなたが見送ってから、1週間ほど経ちましたか。私は、小さな王子の1本の花について、さらに詳しくわかってきたのでご報告します。まず、これは、一番大切な情報です。その花が、羊に食べられるようなことは決してないのです。なぜなら、羊には花が見えないからです。花は王子にしか見えないようですよ。ですから、王子は確実に花と再会しています。どうぞ、安心してください。花もそれに気づくべきでしょうね。私は、トゲだらけのその花に言ってあげますよ。そのトゲ、必要ないですよって。見えないあなたを羊やその他が食らいやしないと。そして、あなたを見る王子にとって、そのトゲはあんまりにも気の毒だと。

 

それから、花が歌っていた歌を聴き覚えました。その歌は、本当に素敵な曲でした。私もその曲が好きになりました。その歌を聴いて、花のトゲは、実はそれも花自身がつくっている幻なんだと思いました。本当はトゲなんて、つけるところもないみたいですよ。

 

つまり、羊も口に輪をはめる必要がないってことです。羊もほっとしてるでしょう。

Aug 9, 2017

 

「まな板」

 

まな板の上にのっています。のりごこちは、なんともいえない。何もかもはじめてのことで。なんなんだこれは。知らなかった。こんなんだったなんて。苦しいし、寂しいし、もう、こりゃ脳みそが役に立たないな。一体この宇宙ってのはどうなってるんだ!!聞いてないぞ、こんなんだって!(笑)

 

あの兄さんに伝えてください。まな板の上になんかのっかって、叫んでますぜって。

Aug 11, 2017

 

「森に入れば」

 

あの木の下、見て。ほら、ことばのきのこ。細い黒い針金みたいな先に、やっぱり細い黒い針金まるめたみたいな胞子のかたまりついてるよ。それが次々集まって束になって、小さな黒いブーケになって。ブーケはあえかな絹糸で結ばれてる。ことばのきのこのちいさなブーケ、そのままふんわり宙を舞う。わたしのところにもやってきて、手の中に、手の中に。両手のひらにブーケがひとつ。わたしはブーケにきいてみる。

 

綺麗ですね、重さがないですね/もちろん、重力は働かないので/ああ、グラヴィティフリーですね。じゃ、これは、音波ですか/音波です

 

ことばのきのこの小さなブーケ、ブーケの絹糸がほどけると、手の中に胞子がいっぱい。細い黒い針金まるめたみたいな胞子。かわいらしい胞子。わたしはその胞子をそのまま森のなかに放ったよ。胞子の針金は、ひとつひとつ宙でほどけて、いろんなかたちになって飛んでいく。そのうちのいくつかは、くにゃくにゃしながら、シャボン玉になって、パシャっと割れて、割れた飛沫はそれぞれ小さなヘビイチゴになったり、ムラサキサギゴケの光る花になったりして。ああ、ここは春なんだな。どんぐりの花のかおりもするよ。そこで、わたしはやっと気づいた。この森はことばでできてる。ことばでできた森だったんだ。わたしはいつもこのなかで遊んでいた。知らなかった。知らなかった。知ってしまった。知ってしまった。わくわくするな。この感じ。

 

じゃあ、じゃあ、おそらく、そうなんだ。わたしの身体もことばでできてる。手も足も肩も背も、ことばでできてる。知らなかった。知ってしまった。えらいことに気づいてしまった。ことばを運んで動き回り、ことばで食べ、ことばをつかって踊り、ことばで音楽を奏でていたんだ。ああ、こりゃ、えらいことに気づいてしまった。

 

じゃあ、じゃあ、おそるおそる言ってみよう。この宇宙はことばでできてるってことかな。そっか、観測不可能なものが、山のようにあるのはそのせいなんだ。なるほどね。ビッグバンの中身は、愛のかたまりだったのかもしれない。

 

Aug 13, 2017

 

「Dear, Antoine de Saint-Exupéry」

 

追伸です。あの例の花が歌っていた歌は以下のようでした。わたしはこっそり聴いてしまいました。王子が地球を旅していた間、王子の星で一本の花が歌っていた歌。

 

 

私の大切な人。年老いて、あなたが歩けなくなって、食事も自分でできなくなっても、安心して。ちゃんと、あなたが一番こうしてほしいと思うように、外へ連れ出し、窓辺に連れて行き、また、外の植物を取って持ってきますよ。また、食べたいものを、食べられるようにして持ってきますよ。安心して。あなたが嫌がる薬を飲ませたりはしません。大丈夫です。心静かに過ごせるように工夫しますよ。あなたの好きな音楽をかけますよ。もし、私が先に逝ってしまっても、必要でしたら私の名前を呼べばいつでもそばにいますよ。安心して。でもその必要はないでしょう。わたしは恐ろしく長生きしますので。

 

もし、上のようなことの見返りに、君は何が欲しいんだろうとあなたが思いを巡らせるなら、安心してください。私の要求は小さなものです。つまり、これから、あなたがずっと思い続けるひとが、他の誰でもない私であること。それだけ。それだけです。これは、That's allの歌詞そのままです。私はこの曲が大好きです。これより素敵な曲他に知らない。わたしがどこかでこれ歌ってるとしたら、確実にあなた宛てです。

 

大切なあなた。一生にたったひとりのひと。ことばと身体は同じものです。あなたがわたしを愛しているのを私は知ってる。だから、私はあなたを信じると決めました。安心してください。例え、あらゆる文字と記号が消えたとしても、他の人が何といっても、他の知識や叡智と呼ばれているものまでもが何か言っても、私は、あなたの私を愛することばと身体の方を信じることにしました。だから、私は安心して今日を生きます。そうやって安心することで、もっといい仕事ができる気がする。つまり、それが、また静かな波長、躍動を知る波長を生み出したら素敵だと思うのです。互いを疑わず信じると決めることがすべてなのではと、あなたの旅の留守中にそんなことを思ったのでした。

 

 

Aug 14, 2017

 

「広い広い海のこと」

 

あのひとの広い広い海のこと。あのひとの広い広い海のこと。あのひとの寂しさを分かりますか。分かるわけないでしょう。こんなにひとりの道歩けますか。普通の人ならもう脚が壊れる。あの人の海、私は感じる。あのひとの空っぽが大量の水を吸い込み、その海が出来た。あのひとの海。

 

あのひとのことば。私を責めないことば。責めていいのに、君はつまらないから来ないでくれと、言われても私は納得する。

 

あのひとの広い広い海。そのなかのどこにいるのか、よく見えない。目の前かもしれない、いや、ずっとずっと奥底で小さな明かりをつけてなにかしているのかもしれない。わからない。

 

こんなにひとりの道歩けますか。どこを探しても誰もいない。そんな道を歩いたことありますか。狂いなく、そんな道を歩いたひと、知っていますか。自分のことすごいって言わないひと。あのひと実は普通の人、私知ってる。あのひと、とにかく男の人、私知ってる。男の人のなかでも、一番まっすぐで、一番男の人。

 

次に会ったら、なんて言いますか。私は何も言わないです。あの人の前では、私はなぜだか無性に眠くなる。ただ、甘いものやおいしいものが食べたくなって、それで、脳みそが働かない。だから、これは、あのひとにも内緒。あのひとの海のこと、その潮汐のこと、あの人も知らないこと。あのひとの海のこと、私がその中に飛び込んでこれから泳ぐこと。あのひとは、Gifted。贈り物を送られた人。生まれた時から、贈り物を送られた人。それで、この宇宙に、未聞な、強い脚をもつ、けどふつうのひと。

 

そう、わたしにも、どうもあるらしい。私は海ではなくて、野の花の咲く多少の曲がり角はあっても一本道だった。12のころに、そこを歩く私を見つけた。生と死のはざま。死と、ことばと、この宇宙のこと。誰かが私と同じ道を歩くと言ったなら、私は言います。やめたほうがいい。孤独に輪をかけられて孤独が広がる。だれにも言えない、言っても分からないこと。子どものころ、必死に自分の右手で下から自分の左手の手首を握って、歩く。また、逆に自分の左手で下から自分の右手の手首を握って歩く。狂わず歩く方法。それは、学ぶこと。学び続けること。観察すること。観察し続けること。

 

私が寂しいと言える人は、私より大きな寂しいをまっすぐ生きてる人。けれど、必ず救われる。必ず、その海を埋める土、つまり島があって、緑を植えて、いきものを育み、わたしはそこで遊びます。その海、あのひとの広い広い海。私の海。もちろん、こんなことが、ご迷惑でないならばです。ご迷惑ならば、うえのようなこと、それはしません。

Aug 14, 2017

 

「I love you!!」

 

My love, my valentine. Just wait a little! Just a little. Just a little. I prepare to be a wife for you. So just wait for a little. I love you!!!! You're so smart and handsome! You are the best in this world, the universe. I love you. My love.

Actually I would like to sing for you now and upload the video on YouTube. But…It's not good because, as you know, YouTube is for everyone in this world and the person I want to send my song for is only you. So I cannot upload the video for you. It's secret thing for us. I know you'll understand. I love you. I'm so happy that you look fine recently. Everything is going all right. I believe you. Good night!!   with love.

Aug 17, 2017

 

「My dear」

 

元気にしてますか?私、はやくあなたに会いたい。今は、ちょっと我慢して、日常の業務をきっちり遂行すべく頑張っています。9月の10日までには、会いに行きます。行きますよ。楽しみ!