即興演奏ワークショップ

音を奏でることをもっと身近に、日常的に、どなたでもしていただきたいという思いが私にはあります。去年から、即興演奏のワークショップのご依頼があり、不定期ではありますが、続けさせていただいております。楽器に触れる初心者のお子様向け講座の後、そのご指導に当たられている先生方を対象にした講座をもっております。ピアノを教えておられるお教室からのご依頼です。生徒さんの数が50人程度の、充実した音楽環境にいつも素晴らしいなと感じるお教室です。なにより、先生方のお気持ちが寛容で柔軟なのです。どうしても、楽譜通りに弾く訓練のようになりがちな、ピアノのレッスンですが、このお教室はアメリカ発のペースメソッドという、即興を取り入れた練習法を実践されている、珍しいお教室です。私の考え方に、共感してくださり、私もこころをこめて、毎回のテーマを練っております。

 

ワークショップは、一緒に体感しましょうという、私自身も勉強させていただくものとして臨んでいます。私の一言を子どものみなさんなりに、一生懸命考えて、感じて、演奏に臨んでくれます。わたしは、音楽より実は、もっと大切なものがあると、いつも、話すたびに思っているのです。例えば、学校で、嫌な雰囲気を味わったり、おうちで居場所がなかったり、うまく自分の気持ちを言えなかった経験、そんなことだらけの子ども時代でしょう。いじめという人間関係の高気圧、低気圧を見ることもあるでしょう。そんな時、「なんかおかしいな。変やなって思う。」って言葉にできることが一番大切だと思うんです。何が変なのかを言う必要はなくて、「なんか、はっきりわからんけど、違和感ある」と言える人がたくさんいたら、天気図は変わる。つまらんことすな、っていう気持ちにさせてくれるものが、音楽ですよ。この世は生きるに値する世界だと、子どもたちにこそ体感してほしいです。させられる音楽じゃない、あなたがつくる音楽であってほしいです。たくさん弾かなくていい。1音でもいい、その音が消えるまでじっと耳を澄ますと、あなたの心も澄んでいく。そんな感じ、素敵な感じ。それが即興演奏、即興作曲なんです。私自身も毎日それを修行してるひよこです。

 

今までの主な内容:音をことばにするリズム、ベースを聴く、音の積み方でフレーバーが変わる、etc.