たね

壁に歌うたね (2017) Fuku Ikeda, paper, 32x32x39cm
壁に歌うたね (2017) Fuku Ikeda, paper, 32x32x39cm

この形はセンダンという木の実の中に入っている種子のかたちに着想して生まれたものです。ひだのある、小さくて、白くて、まるいもの。みなさんには、これがどんなたねに見えますか?何が出てくるたねでしょう?

 

私にとっては、「静寂のたね」です。静寂を生みだすたねです。私がいつもテーマにしていること「静寂のなかのリズム、リズムのなかの静寂」。私は、躍動も静寂のなかに入ってこそ得られるものだと思っています。静かななかにあるものが、一番力強くものを動かす気がします。動かすと言っても、誰も気がつかないくらいゆっくりしずかに動いていって、けれど、確実に波動が広がっていく感じです。