未来の北極星

午前3時45分、南の空を望む。

 

西に土星が黄色くみえる。ちょうどアンタレス(さそり座)が地平線に沈んだところ。

 

南に顔を上げると、アルタイル(わし座)、ベガ(こと座)。

 

ベガは未来の北極星。

今はこぐま座α星ポラリス(Polaris)が北極星で、この星が地球の自転軸の延長線上にあります。

でも地球の自転軸は、独楽(こま)に似て、円を描くように振れています(地球の歳差運動 Axial precession)。

そのため、自転軸の延長上にある星、つまり北極星はどんどん違う星に代わっていきます。

 

約12,000年後、このベガ(こと座)が北極星となって星空の中心にきます。

 

未来の北極星ベガと現在の北極星の位置を比べると、地球の歳差運動の規模の大きさを体感できます。

 

私もはじめてその説明をきいて、ふたつの星の位置をみくらべて、自分が乗っている独楽が振れるのを想像しました。